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バランスの良い食事をとるとか、睡眠をしっかりとるとか、タバコは吸わない、ストレスをためないなどは、日常的な生活の中で気をつけなければならないことだけれども、実際にそれをちゃんとやるのも難しいです。
とにかく、まずは紫外線の影響をなるべく受けない対策が必要。その上で、中からのケアが不可欠になる。つまりは、「活性酸素」を完全に除去しなければなりません。
この活性酸素がやっかいなのは、紫外線のみならず、こうして呼吸していること自体で発生してしまう物質。
体内にとりこむ酸素は本来、わたしたちにはなくてはならないものだが、なぜか、その内の2%程度が活性酸素に変化する。もちろん、この活性酸素も老化やガンの原因になったり、皮膚細胞にたいしても悪い影響を及ぼすことになる。
では、「肌の大敵! 活性酸素」をどう排除するのか?それには「抗酸化物質」という栄養素が必要です。
では、とても特別な物質かというとそうではありません。肌にレモンがいいのは、すなわちビタミンCのこと。このビタミンCは代表的な抗酸化物質の一つです。
そして、ビタミンCはそれ以外にもコラーゲンやエラスチンを再生するために不可欠な栄養素になります。だからビタミンCが不足すると“しわ、たるみ”にもなりやすいです。
ちなみにコラーゲンと聞くと、すぐにコラーゲン入り飲料やサプリメントを飲めばいいというのは必ずしも正しいことではありません。コラーゲンは体内で合成できる非必須アミノ酸で、体内で合成することのできない必須アミノ酸よりも重要度はそれほど高くありません。
口からコラーゲンをとったとしても、胃腸に入ってアミノ酸に分解されて体内に吸収されるので、その後は体のどこの部分に行ってしまうのかはわかりません。ほとんど肌細胞には、到達できないと考えられます。
それよりも、肉や魚、大豆などのたんぱく質の豊富な食事をとって、ビタミンCを補給するほうがずっと重要です。
その他にも代表的な抗酸化物質があります。
ビタミンE(d−α−トコフェロール)は、活性酸素から細胞膜を守る作用があります。また、ビタミンB2・B6、ナイアシン、パントテン酸は、ビタミン C・Eの抗酸化力をより高める手助けをするとともに、皮膚細胞を再生させるために不可欠な栄養素です。
また、ビオチンは「ビタミンH」。このHとは、ドイツ語の皮膚を意味するhautの頭文字をとったもの。そのぐらいに肌と密接に関係する栄養素です。たとえば、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気の治療や、肌荒れ、乾燥肌の改善にもビオチンが利用されます。このビタミンも、ビタミンC・B群と一緒にとることがよりベターです。
さらに抗酸化物質の王様といわれるのが、プロアントシアニジン。
この成分はブドウ種子から抽出されるポリフェノールで、研究によるとビタミンCやEの数倍から数十倍の抗酸化力のあることがわかりました。
なぜ近年、このプロアントシアニジンが注目されるようになったのか。
欧米人は肉食であり、脂肪分の多い食べ物を食べるために動脈硬化や心臓病の人がひじょうに多いのです。ところが、フランス人などの赤ワインを多く飲む国民には、これらの病気による死亡率が極めて低いという調査結果がWHO(世界保健機関)より報告されました。
さらに研究をすすめていくと、赤ワインの中に含まれるポリフェノール、つまりプロアントシアニジンの抗酸化力で活性酸素が除去されるために、これらの病気の予防につながっているということがわかりました。
本来だったらフランス人にも心臓病が多いはずなのに、ぎゃくに少ない。そこで、このことをフレンチ・パラドックスと呼ぶようになったのです。
このように抗酸化力の強いブドウ種子プロアントシアニジンの効果を「美肌・美白」に利用しようという研究も盛んになってきました。
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